海陽1でCVTHの設置完了 中国

中国山東省の海陽原子力発電所建設サイトで、3月29日に1号機(125万kWのAP1000)の格納容器上部ヘッド(CVTH)据え付けが完了した。中国では今年1月、世界初のウェスチングハウス(WH)社製AP1000となる三門1号機のCVTH設置が浙江省で完了したばかりで、海陽1号機でのCVTH設置はこれに続くもの。

今回のCVTHは山東核電設備製造有限公司製で重さは約659トン。2時間39分をかけて午前9時半頃に一連の作業が終了した。CVTH据え付け前には蒸気発生器や圧力容器など様々な重要機器の製造・試験、および設置が必要であることから、WH社を始めとするCB&I社(旧ショー・グループ)、国家核電技術公司(SNPTC)、山東省核電公司、中国電力投資集団公司など同建設工事のメンバーは作業の着実な進展状況を喜んでいる。

同建設サイトでは1号機に続いて2号機の作業も進められており、それぞれ2014年と15年に営業運転を開始すると見られている。


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