【わが国の原子力発電所運転速報】 12年度の設備利用率 3.9%に年間総発電量はピーク時の1/20

原産協会の調べによると、12年度の国内原子力発電所の設備利用率は3.9%で、前の年の23.7%から大きく下降した。総発電電力量は159億kWhで、3313億kWhを記録した1998年度のわずか20分の1程度に留まり、これはプラント数が10基前後だった74〜75年度の水準だ。再稼働が進まず、この1年間に稼働したプラントは、5月に定期検査入りした北海道電力泊3号機と、運転中の関西電力大飯3、4号機の3基のみ。

3月の稼働状況は、大飯3、4号の2基のみが月内を通じフル稼働し、全体の設備利用率は5.3%と、昨夏よりほぼ横ばい状態。


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