新社長兼CEOに遠山氏任命 MNES社

三菱重工業(MHI)の米国法人である三菱原子力エネルギー・システムズ(MNES)社は1日、MHI原子力事業本部の遠山眞(=写真)副事業本部長を社長兼最高経営責任者(CEO)に任命した。

同人事は直ちに発効し、遠山新社長は昨年5月にノースカロライナ州シャーロットで開所したばかりのエンジニアリング・センターに赴任。前任者の山内澄氏は最高常務理事としてMNES取締役会に留まるほか、MHIの相談役を兼任する。

MNESは170万kW級の米国型APWR(US−APWR)の型式証明取得と、米国の電気事業者への受注活動強化を目的に、MHIが2006年にワシントンDCで設立。現在の本拠地はバージニア州アーリントンで、同設計を採用したコマンチェピーク3、4号機、およびノースアナ3号機建設計画の建設・運転一括認可(COL)は米原子力規制委員会(NRC)で審査中となっている。

新社長の遠山氏は東京大学原子力工学科で修士号を取得。1979年にエンジニアとして三菱に入社後、原子炉安全や炉心、原子力システムなど数々の原子力関連エンジニアリング部門で責任者を務めていた。


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