原子力機構、鈴木理事長が辞任 辻倉副理事長が代行

日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長が16日、辞任した。後任の理事長が選任されるまでの間、辻倉米藏副理事長が職務を代行する。

鈴木氏は、東京大学工学部で長く教鞭をとった後、01年4月より原子力安全委員会委員を、06年4月〜10年4月に同委員長を務めた後、政府の独立行政法人役員公募の方針を受け、原子力機構理事長に応募、10年8月、同職に就任した。15年3月末までの任期を残す格好での退任となったが、同機構は15日に、「もんじゅ」の点検不備問題に関し、原子力規制委員会から行政処分の方針を伝えられており、「深刻に受け止め、猛省」との理事長談話を発表している。


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