規制委員会が初の年次報告 活動状況をまとめ

原子力規制委員会の年次報告が4日、閣議決定された。同委員会の設置法にもとづき、国会に報告されるもので、同委の12年秋発足から13年度当初までの取組をまとめたもので、今回が初めての報告書となる。

組織概要、安全確保に向けた取組、危機管理体制、規制行政への信頼回復等を章立てし、透明性・中立性の確保、人材確保・専門性の向上、国際機関・諸外国との連携・協力他、これまでの活動状況、決定事項などを述べた。

人材確保・専門性の向上については、職員向けの研修プログラム、具体的には、(1)検査官等に対する原子力規制に関する専門研修(2)モックアップ施設を用いた検査実習・実技研修(3)実機のシミュレーターを用いた運転制御実習――などを計画的に実施しているほか、今後は、海外の規制機関やIAEAへの派遣も準備されている。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで