ベント装置工事に着手 北陸、中部で 安全向上へ対策

北陸電力は17日、志賀原子力発電所の格納容器フィルター付きベント装置設置などの現地工事に着手したと発表した。

新規制基準案などを踏まえて検討している安全性向上のための施策のうちフィルター付きベント装置のほか「原子炉および格納容器への代替注水機能強化」「使用済み燃料貯蔵プールの監視・注水機能の強化」「火災防護機能の強化」などの各施策を実施していく計画で、準備ができた施策について順次工事を開始する方針だ。フィルター付きベント装置については2015年度中の設置をメドとしている。

また、中部電力は14日、浜岡原子力発電所4号機におけるフィルタベント設備について、設備を収納するフィルタベント室の掘削工事に着手したと発表した。

2014年度末の対策完了を目標に、着実に工事を実施していく計画だ。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで