「世界最高水準を」 G8共同声明 原子力安全盛込む

G8ロック・アーン・サミット(議長国は英国)が18日、共同コミュニケを発出し閉幕した。日本からは安倍晋三首相が出席し、主要8か国の首脳らにより、3T(貿易、税、透明性)を主要テーマとして意見が交わされ、コミュニケでは今回、特に、原子力安全に関する独立した項目が設けられ、福島発電所事故を踏まえ、「世界中で最高水準の原子力安全を達成および維持する」ための国際協力の重要性をうたっている。

安倍首相は、終了後の記者会見で、今回サミットおよび参加国との会談の成果を述べるとともに、国内の原子力発電の再稼働に関する記者からの質問に対し、「安全を最優先」とした上で、事故の経験と教訓を国際社会と共有し、世界の原子力安全の強化に貢献していくことが、日本の責務であることを、改めて強調した。


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