災害時の空調ダクト止水ダンパ 新日本空調

新日本空調は20日、津波や洪水等の災害発生時に、空調ダクトからの浸水被害を防止するための止水ダンパ「ジャバッShut」を開発したと発表した。

電気や空気等の動力源を一切必要とせず、ダクト内への水の浸入を検知し、自動的にダンパを閉止して浸水をブロックする。

東日本大震災以降、地震や津波、洪水といった自然災害に対する関心が一層高まる中、新日本空調が長年にわたり携わって来た原子力発電所の建設や保全工事から得た高度な耐震技術と組み合わせ、この浸水防止ダンパを原子力発電所やデータセンターなどの重要施設に提案することで、災害に対する施設の健全性維持やBCP対策に貢献したい考えで、建物や設備の状況に応じて最適なダンパの仕様や設置方法を提案していく方針だ。

これまでは天井など、高所の設置が通例であったことから、建屋内の空調ダクトには火災や煙の拡大を防ぐための防火・防煙ダンパ等は設置されていたが、水の浸入に対する閉止機能は考えられていなかった。


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