原子力の将来に自信 IAEA閣僚会議 エネ保障に重要

21世紀の原子力発電に関するIAEA閣僚会議が26日から28日、ロシアのサンクトペテルブルグで開催された。同閣僚会議は4年に一度開催され、パリ、北京に続く第3回の今回は福島事故後初となる。

議長国のロシアからはプーチン大統領が出席。米国からはポネマン・エネルギー省副長官、日本からは近藤駿介・原子力委員長、菅原経産省副大臣らが参加した。

天野之弥事務局長は開会挨拶(=写真)で、「福島事故以来、世界中で原子力安全が強化され、原子力の将来に対し確信を持って前を向くことができる」とし、原子力利用の促進に自信を示した。

続いて各国代表によるステートメントのほか、エネルギーおよび環境、国際協力を通じた原子力の安全性および信頼性、インフラ・技術および制度に係る発展、持続可能で革新的な技術展開の推進力についてのパネルセッションが行われた。

最終日の議長総括では、「原子力は、21世紀にエネルギー安全保障と持続可能な開発という目標を達成するにあたり、クリーンで安全かつ経済的な確立された技術として、ますます重要な役割を果たしていく」と締めくくられた。


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