大飯3、4号機概ね了承 規制委員会

原子力規制委員会は3日、関西電力の大飯3、4号機に関する現状評価書を取りまとめた。新規制基準の施行を前に、稼働中のプラントが要求事項をどの程度満たしているかを確認するもので、既に、同機に関する評価会合では、「直ちに安全上重大な問題が生じるものではない」との結論で、概ね了承されている。

大飯3、4号機は今後、定期検査から再稼働しようとする際、新規制基準に基づく安全審査をクリアする必要があるが、評価書の結論を最終確認した同日の定例会合で、田中俊一委員長は、「安全のレベルに上限はない」などと述べ、さらなる安全性向上が図られるよう求めた。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで