新ハヌル2号機を正式着工 韓国

韓国水力原子力会社(KHNP)は6月19日に新ハヌル(旧「新蔚珍」)原子力発電所サイトで2号機(PWR、140万kW)のコンクリート打設を実施した(=写真)。昨年7月に福島事故後初めて、同型の1号機を着工したのに続くもので、予定より1か月半前倒しで2号機の正式着工にこぎ着けた。両炉はそれぞれ2017年と18年の完成予定で、韓国で建設中の原子炉は5基・660万kWとなった。

新ハヌル1、2号機の設計はアラブ首長国連邦(UAE)に輸出する原子炉と同じ改良型PWR(APR1400)で、米国のコンバッション・エンジニアリング(CE)社が開発した「システム80+」がベース。KHNPでは同設計を完全国産化した国際社会に通用する韓国ブランド炉と評しており、建設工事では品質、安全を最優先に万全を期すとの考えを表明している。

2基合計の総投資額は約7兆ウォン(6000億円)で、作業従事者数は延べ620万人と見積もられている。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで