事故教訓テロにも活かす IAEA核セキュリティ会議 経験を共有

国際原子力機関(IAEA)主催の「核セキュリティに関する国際会議――グローバルな努力の強化」閣僚初会合が1日〜5日、ウィーンで開催された。

日本政府代表として鈴木俊一外務副大臣が初日に出席し、福島第一原子力発電所事故で得られた知見・教訓を、事故のみならず原子力施設へのテロリストによる攻撃といった「人為的な危害」に対する備えにも活かしていくとした。

同日、核セキュリティ文化に関する経験を共有するなど国際協力の重要性を強調し、核セキュリティ関連活動等におけるすべてのIAEA加盟国が関与の必要性を強調することや、テロリストの大量破壊兵器取得防止措置に関する国連総会決議をふまえ、軍縮・不拡散の分野で更なる進展の必要性があることを認識する閣僚宣言が発出された。


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