X線撮影技術活かして GE社 高性能ディテクタを販売

GEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ非破壊検査機器営業本部は8日、工業用放射線撮影のために開発されたワイヤレスタイプのポータブル型フラットパネルディテクタDXR250C‐W(=写真)の販売を開始した。保温材下や配管サポート接触部の腐食、配管減肉、溶接検査、熱交換器、小口径配管の検査、機械的健全性の確認、すべての石油化学やその他の産業における検査などに使用できる。

GEが長年研究を続けてきた医療分野と工業分野のX線撮影技術を活かし、安全で効率的な放射線撮影装置となっている。

同ディテクタは、残量表示機能付きリチウムバッテリを採用し、ワイヤレス通信(IEEE802・11g準拠、最大通信距離80m、セキュリティ設定WEP2)に対応している。モバイルルーターを使えばより広範囲でも使用可能。さらに、高速Wi‐Fi通信モードによる迅速なデータ処理で準備・作業時間の短縮化も実現した。コンピューティッドラジオグラフィ、デジタルX線撮影、フィルム撮影などのX線検査および工業用内視鏡検査対応の画像評価・データ管理ソフトウェア「リズム」に対応しており、Wi‐Fi通信でシステムのセットアップ、画像取得およびデータ処理が簡単に行える。

また、8インチのフラットパネルディテクタは、重量3.5kg、厚さ25mmとコンパクト設計で携帯性に優れており、防塵・防滴・耐衝撃のアルミニウム製ハウジングと衝撃吸収パネルを採用することで過酷な環境にも使用可能な高耐久型設計となっている。


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