放射性廃棄物低減に向け 文科省 核変換技術作業部会設置

文部科学省の原子力科学技術委員会(主査=田中知・東京大学工学系研究科教授)は9日、「群分離・核変換技術評価作業部会」を設置することとした。

分離変換技術は、高レベル放射性廃棄物に含まれる超寿命核種を短寿命核種や安定な核種に変換するもので、放射性廃棄物の潜在的有害度を低減させ、地層処分場に対する要求を軽減する効果が見込まれることから、実用化すれば、処分体系の一層合理的設計が期待される。

作業部会では、研究開発の現状等を評価するとともに、陽子ビームを用いた出力規模の高い核変換実験施設の必要性や、有効性、整備計画について、調査・検討を行う。

技術開発を行う可能性のある大強度陽子加速器施設「J―PARC」では、物質・生命実験施設、ハドロン実験施設、ニュートリノ実験施設に続き、核変換実験施設の整備が検討されている。


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