事故教訓活かし安全設計 日台セミナー 建設状況など報告

第28回日台原子力安全セミナーが23日、東京の如水会館で開催された(=写真)。

服部拓也・原産協会理事長と陳布燦・台湾電力公司副総経理の開会挨拶の後、関村直人・東京大学大学院工学系研究科教授が「福島第一原子力発電所事故後の原子力安全」について、張欣・台湾原子能委員会原子力規制局副局長が「台湾における福島第一原子力発電所事故後の安全性再評価とEUストレステスト」について、それぞれ基調講演を行った。

郭東裕・台湾電力公司原子力エンジニアリング部国際協力課課長は龍門原子力発電所の建設状況について、古賀薫・電源開発原子力事業本部原子力建設部設備技術室室長は大間原子力発電所の建設概要についてそれぞれ説明し、福島事故の経験と教訓をふまえて安全を強化した設計であることを強調した。

閉会式では、日台両代表が有意義な意見交換ができたとして、今後も協力関係を強化していきたいとした。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで