電事連、「排出量目標は困難」 中環審など論点整理

温室効果ガスの排出削減目標について検討する中央環境審議会と産業構造審議会の合同会合が7月19日に開かれ、これまでの論点を整理し、委員からの意見を求めるなどした。政府が6月に閣議決定した「日本再興戦略」では、11月のCOP19までに、「25%削減目標」をゼロベースで見直すこととされている。

意見交換で、電気事業連合会は、現在、多くが停止中にある原子力発電について、エネルギー起源のCO排出量に1億トンのオーダーで影響するなどと、重要性を強調した上で、再稼働に向けては、規制委員会の審査途上にあることから、全体として、排出量の削減目標を立てるのは困難との認識を示した。


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