最終報告書ドラフト9月公表 学会事故調

日本原子力学会の福島発電所事故調査委員会は7月31日、最終報告書のドラフト版を9月初めに公表することを明らかにした。同委員長の田中知氏(東京大学教授)が同日会合終了後、記者団に述べたもの。

学会事故調では、専門家で構成される学術的組織の責務として12年8月より、学会自らの組織的・社会的改革も視野に、調査検討を進めてきた。

最終報告書ドラフト版は、9月2日に都内で開催されるシンポジウムで説明を行い、青森県で開かれる秋季大会でも発表するなど、国内外有識者からのコメントを仰ぎ、最終版に向けブラッシュアップを図ることとしている。田中委員長は、報告書の内容詳細には触れなかったが、特に、事故炉廃止措置に関して、汚染水問題や廃棄物処理については、独立した項目を立て重点的に記述する考えを述べた。


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