パクシュ原発に取替用発電機 アルストム社

発電設備製造の大手企業である仏国のアルストム社は6日、ハンガリー唯一の原発であるパクシュ発電所の4基(各出力50万kWのロシア製PWR)に取替用発電機を納入する契約を獲得した。

契約総額は510万ユーロで、原子炉1基あたり2台の発電機にスペアの1台を加えた合計9台を、同社のハンガリー支社が今年から2021年まで、1年に1台のペースで納入・設置する計画。現地の請負契約企業数社を含め、同国の専門家および国際的なエンジニア・チームもこの作業に参加することになる。

同発電所はハンガリーの総発電電力量の4割を賄うなど、電力供給保障上重要な役割を担う。このため、同発電所では50年間の運転継続が可能になるよう、10〜12年毎に発電設備の改修が行われている。

ハンガリー原子力規制当局は昨年12月、1983年に運転開始した1号機の運転認可を32年まで20年間延長することを承認。残る3基についても、将来的に同様の判断が下される見通しだと伝えられている。


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