小型FPD搭載の血管撮影装置 島津製作所が発売

島津製作所は20日、8インチ角サイズフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載した、血管撮影システム「Trinias(トリニアス)」シリーズの新製品として天井走行式と床置式、バイプレーンタイプの3つの機種を発売した。

患者のQOL(生活の質)に対する意識の高まりなどを背景に、患者に優しい治療法として、X線透視撮影を行いながら太ももの付け根や手首の皮膚にあけた穴からカテーテル(医療用細管)を血管に挿入して行う血管内治療(インターベンション)の件数が年々増加している。血管撮影装置の使用用途の約半分が心血管治療・検査であるため、心血管センター、循環器センターなどに代表される心血管疾患を専門に先進治療を行う現場から、取り回しが容易で心臓部に密着させることができる小型FPD搭載の装置が求められていた。今回これに対応した新機種の開発・販売となった。(写真はF8 package(床置式))


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