SMR審査基準案のパブコメ延長 米規制委

米原子力規制委員会(NRC)は8月26日、バブコック&ウィルコックス(B&W)社が開発している小型モジュール炉(SMR)「mPower」について、同設計に特化した設計審査基準(DSRS)案のパブリックコメント募集期間を1か月延長し、9月16日までとする方針を連邦官報に掲載した。

NRCはSMR設計の将来的な認可申請審査に備え、2010年にリスク関連の知見をSMRの予備申請活動と申請審査に本格的に盛り込むようスタッフに指示。審査のポイントやNRCの資源を、安全性に最も関係するリスク上重要な構造物やシステム、機器類の設計審査に集中させ、審査プロセスの有効性と効率化が高められるよう調整するのが目的だ。

NRCはまた、リスク情報を活用した対象SMR限定の審査プラン作成をスタッフに指示。同プランの重要部分となるDSRSは、リスク関連の知見を統合した審査の手法や慣行を反映するとともに、過去の設計認証(DC)審査や建設・運転一括認可(COL)申請の審査で得られた教訓を採り入れた内容になる。

NRCはmPowerのDSRS案を5月6日に公表し、同月14日から8月16日までの日程で関係者等からのコメント募集を開始。しかし、同設計の開発チームであるB&W社とベクテル社の合弁企業は8月8日、「見解をまとめるため、もう少し時間が欲しい」とNRCに要請。これを受けたNRCが、耐震設計パラメータや鋼製格納容器、事故時の分析手法など24項目について改めて1か月間のコメント募集期間を設けることになったとしている。

なお、mPower設計は米エネルギー省(DOE)が昨年11月、SMR商業化のための支援プログラムで対象設計の1つに選定済みである。


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