人類存続「極めて不安」 環境危機時計 今年の時刻が発表

旭硝子財団は5日、第22回「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の調査結果で、環境悪化による人類存続の危機時刻を示す「環境危機時計」の今年の時刻は「極めて不安」な領域である9時19分であると発表し、9時23分を示した昨年とほぼ変わらない結果となった。

「環境危機時計」とは、地球環境悪化への危機感を、零時〜12時の時刻に置き換えて時計表示するもので、零時〜3時が「ほとんど不安はない」、3時〜6時が「少し不安」、6時〜9時が「かなり不安」、9時〜12時が「極めて不安」を表している。

危機時刻を決める地球環境状況としては、20%が「気候変動」を選択し、「環境汚染(14%)」、「水資源(12%)」が続いた。環境負荷軽減のために行政機関に望む措置や対策としては、「規制や基準」が最多数の36%を占め、次に「インフラの改善(27%)」が続いた。今後の都市人口の増加を背景とする世界都市部の環境問題への対処の仕方については、「途上地域の実情に沿った解決」が25%で最多数を占めた。


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