仮置の必要面積減容で半減も 大成など圧縮袋

大成建設は8月27日、ニッピと中本パックスと共同で、除染事業で発生する大量の落葉、枝葉、草などの可燃物を3分の1から2分の1に減容するエコプレスパック(可燃物特殊圧縮袋)を使用した可燃物減容化技術を開発し、同社が携わる複数の除染事業で活用を開始したと発表した。

既存の圧縮袋を使用して減容すると、圧縮時に掃除機の先端が落葉等で目詰まりを起こしたり、枝により圧縮袋が破れるなどの技術的な問題があった。また、仮置場周辺で可燃物から発生する臭気の問題が顕在化してきた。

このため、圧縮時に落葉等が目詰まりしない特殊ノズルと、枝等により破れにくくて臭気を抑制するバリア機能が付いたエコプレスパック(可燃物特殊圧縮袋)を開発し実用化にこぎつけた(特許出願済)。

可燃物から発生する臭気をシャットアウトできるほか、減容化により、仮置場等の必要面積が3分の1から2分の1になる。

また将来の仮置場から中間貯蔵施設への運搬に係るコストの削減及び運搬時の交通渋滞の緩和が期待されるという。


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