陽江5でコンクリート打設実施 中国

中国核工業華興建設有限公司(CNHXCC)は18日、広東省の陽江原子力発電所建設サイトで5号機建屋のコンクリート打設(=写真)を開始したと発表した。

2008年に国務院から計画承認を受け、同サイトでは中国広核集団有限公司(CGN)が仏国の技術に基づいて合計6基の「CPR1000」(100万kW級PWR)の建設工事を継続中。同年12月に1号機のコンクリート打設が行われたのを皮切りに、1年毎に2、3号機の本格工事が開始された。しかし、福島事故の影響により中国では昨年10月まで新設計画の審査・承認が一時的に停止。同4号機でコンクリート打設が行われたのは昨年12月のことである。

5号機の作業でCNHXCCは、4452立方mのコンクリートを45時間かけて注入。3号機までは昨年までに原子炉建屋への丸屋根設置が終わっており、18年には6基すべてが完成すると見られている。


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