リアルな「演劇型セッション」 核セキュリティWS

日本原子力研究開発機構は1日、核セキュリティに関するワークショップを都内で開催した。役者がテーマに応じた様々なシーンを小芝居の形で演じ、参加する原子力事業者、規制・警備当局らに対し、実質的な議論を誘導する「演劇型セッション」を取り入れている(=写真)。

演技を行ったのは、企業研修でも実績のある英国のAKTプロダクションで、原子力機構のワークショップで演じるのは3回目となる。今回は、架空の「スウィート・ブライア原子力発電所」にサイバー攻撃が仕掛けられたシナリオを設定するなど、核セキュリティにおける透明性や内部脅威への対応にも焦点を当て、映像も駆使しながら、リアルに演出した。共催した世界核セキュリティ協会のロジャー・ホーズリー代表によると、「演劇型セッション」は、IAEAサイドイベントでも好評を博しているということだ。


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