粒子線がん治療装置を受注 三菱電機 岡山、大阪と相次ぎ初導入へ

三菱電機は9日、兵庫県赤穂市の医療法人伯鳳会から、がん治療に使用される新型粒子線治療装置(陽子タイプ)を受注したと発表した。大阪市此花区に2016年4月開設予定の「大阪陽子線クリニック(仮称)」に導入される。大阪府内に粒子線治療装置が導入されるのは初めて。

今月1日、同社は岡山県津山市の財団法人津山慈風会津山中央病院から、新型粒子線治療装置(陽子タイプ)を受注したことを発表しており、相次ぐ受注となった。岡山県の拠点病院への導入によって、初めて中国四国地方に粒子線治療装置が導入されることになる。2016年3月に開設予定で津山中央病院地内に設置する「岡山大学・津山中央病院共同運用/がん陽子線治療センター」に導入される。

今回の受注により、粒子線治療装置について国内では10施設が同社製の装置を導入することになる。


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