汚染土壌の浄化システムを開発 安藤ハザマなど

安藤ハザマは9月20日、JNC、ネオスと、除染工事で発生する放射性セシウムによる汚染土壌を浄化し、汚染土壌の量を大幅に減少させる浄化システムを共同開発したと発表した。

これまでの汚染土壌の洗浄浄化技術は、主に粗粒分(粒径0.075mm以上)を浄化するもの。細粒分(粒径0.075mm未満)の浄化は高度な技術を要するとともに多くの費用がかかるため、実用化が困難とされてきた。そこで各社の持つ技術を組み合わせることにより、粗粒分だけでなく細粒分も浄化することで97%以上の土壌の放射能濃度を低減し、残り3%の部分に放射性セシウムを分離・濃縮するシステムを開発した。

共同開発されたシステムは磨砕洗浄(米を研ぐように、土粒子を相互に接触させて擦りもみすることで土粒子の表面に付着したセシウムを削り取る洗浄方法)なので、さまざまな濃度の汚染土壌の浄化・減容化に対応することができるという。


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