汚染水の当面の対策などを報告 規制庁に東電

東京電力福島第一原子力発電所での汚染水漏れについて、東京電力は15日に、再発防止策などをまとめて原子力規制庁に報告した。報告書では、タンク堰(せき)内にたまる汚染された雨水の処理に伴う人員不足などを原因に挙げた上で、作業員増強や、タンクなどを管理する専門部署を創設するといった対策が盛り込まれた。

また作業人員の強化を課題にあげ、柏崎刈羽原子力発電所からの異動や他電力からの応援などで当面約80人を増員し、現場担当者を最終的には200人増強する方針を示した。今後、漏洩などが発生した際は、追加的に人員投入する。

雨水対策に関しては、タンク天板部に雨どいを設けて堰(せき)内のたまり水を減らす処置をとるほか、堰を二重化して漏洩を防ぐことにしている。(写真はB南エリアで漏えいがあったタンク)


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