安全局が建設許可発給 ベラルーシの原子炉導入計画

ベラルーシ緊急事態省の原子力・放射線安全局(GOSATOMNADZOR)が原子力委員会(AEC)に対し、14日付けで同国初の原子力発電所の建設許可を発給していたことが明らかになった。これにより、フロドナ州オストロベツで出力120万kWのロシア型PWR(VVER)を2基建設する同計画(完成予想図参照)は、年内にも1号機の最初のコンクリート打設に向けて正式に動き出した。

AECによると、安全局が建設を許可する判断を下したのは9月13日のこと。1986年のチェルノブイリ事故では最も甚大な被害を被った同国だが、エネルギー資源が乏しいという事情のため、同国政府は福島事故直後の11年3月15日に初の原発建設でロシアと二国間協力合意文書に署名していた。

昨年7月にロシアのアトムストロイエクスポルト社が請け負った一括ターンキー契約の総額は100億ドルで、1、2号機はそれぞれ18年と20年に完成予定となっている。


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