3D無人化施工支援システム 清水建設が開発

清水建設は21日、セシウム汚染土壌等の中間貯蔵施設内や福島第一原子力発電所内で想定される無人化施工のコストダウンを目的に、3Dスキャナを用いた「3D無人化施工支援システム」を開発したと発表した。実証実験を通じて従来の無人化施工システムと同等以上の作業性能を維持、コストを25%程度削減できることを確認している。建設重機を遠隔操作する無人化施工では、現場の映像情報がキーになる。既存システムは2次元の映像に頼るため、建設重機前面の平面の映像情報と奥行き方向の映像情報を捉えるカメラが各1台必要で、前者は無人化施工する重機、後者はカメラ専用車両に搭載。ただ、カメラ専用車両自体は工事を行わず、専用オペレータが必要で、最適な映像情報を捉える位置に必ずしも行けないため、代替手段が求められていた。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで