契約、大枠で合意に トルコの新設計画 三菱重工が参画し建設

三菱重工業は10月30日、同社の参加する国際コンソーシアムがトルコ政府との間で、同国の推進するシノップ原子力発電所プロジェクトに関する商業契約で大枠合意に至ったと発表した。トルコを訪問中の安倍晋三首相はこれを歓迎し、エルドアン首相との首脳会談で署名された原子力エネルギー・科学技術の協力に関する共同宣言にも、今後の原子力専門家育成に向け国際大学を早期設立することなどが明記された。黒海沿岸のシノップ地区に4基の原子力プラント(=イメージ)を建設するもので、今回、29日に合意された商業契約は、事業実施のための協力範囲や、フィージビリティスタディの枠組み等を規定するもので、トルコ国会の承認を経て国際コンソーシアムとトルコ政府との間で正式締結となる運びだ。


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