安全確保面の協力強化 NEAが中国と共同宣言

経済協力開発機構・原子力機関(OECD/NEA)は13日、中国原子能機構(CAEA)と原子力の平和利用分野で協力していくための共同宣言に調印したと発表した。中国では試運転中の高速実験炉(CEFR、出力25万kW)を含めて18基が稼働するなど、主要な原子力発電開発国として台頭しつつあり、NEAとしても同国で一層の原子力安全を確保するためにも幅広い国際協力が必要との認識に至ったと見られている。

協力の範囲は原子力の安全性と科学、新たな原子炉設計、放射線防護および放射性廃棄物管理に加えて、原子力技術の開発と経済分析、核燃料サイクルなど。具体的には、基盤要素として重要な科学研究、革新技術の評価と国内および国際的な法的枠組の整備などが原子力発電における安全性強化のために行われる。NEAのL.エチャバリ事務局長も「我々は原子力を安全かつ環境に優しく経済的な電源として活用するという目標を共有しており、今回の宣言は双方にメリットがある」と強調した。

CAEAは中国の原子力平和利用政策の策定、およびプログラムや産業基準の策定に責任を負う機関。国内の大型原子力研究開発プロジェクトを監督するとともに国際機関との協力を調整する役割も担っており、国際原子力機関(IAEA)では中国代表を務める。

NEAと中国間の協力原則もすでにOECDレベルで確立。同国はまた、第4世代原子力システムに関する国際フォーラム(GIF)、多国間設計評価プログラム(MDEP)といった国際プログラムにも参加済みである。


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