日本の技術的貢献に期待 オランダ大使 次回核サミットに意気込み

日本国際問題研究所は18日、オランダからピエト・デクラーク大使(=写真)を招き、14年に同国ハーグで開催される核セキュリティサミットに向けての展望を聞いた。核セキュリティ・サミットは、核テロ対策などについて、各国首脳が集まり話し合うもので、10年に米国・ワシントンDCで開かれて以来3回目となる。

デクラーク大使は、ソビエト連邦が崩壊した90年代初頭以降の核セキュリティに対する関心の高まりを述べ、原子力安全とは区別して考えねばならないことなどを強調した。次回ハーグ・サミットに向けては、国際司法裁判所も置かれる「平和と正義の都市」での開催と意気込み、58か国・機関の参加や、サイドイベント併催も見込まれているとした上、日本に対して、鑑識技術分野などで積極的役割を果たすよう期待した。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで