陽子線がん治療装置米国販売へ 住友重機

住友重機械工業は11月29日、このほど米国食品医薬品局(FDA)から陽子線がん治療装置の米国内販売許可を取得したと発表した。

同社は1997年に国立がん研究センター東病院に初号機を納入して以来、国内およびアジア市場において販売実績を積み重ね、米国市場への参入を目指していた。

今回の許可取得により、医療機器として米国市場における販売が承認されたことになる。同社の装置は患者に対し、360度あらゆる角度からの陽子線照射を可能にする回転ガントリーを小型化し、敷地面積を従来比で約30%削減したコンパクトモデルであり、現在、日本国内でも医療機器承認申請中となっている。


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