自然災害対策テーマに議論 JICCセミナー

新規原子力発電導入国の基盤整備支援として自然災害対策をテーマに議論する「2013年度原子力国際協力センター(JICC)基盤整備支援セミナー」が11月25日から29日まで日本で開催された。

インドネシア、マレーシア、ポーランド、サウジアラビア、タイ、トルコ、ベトナムから原子力発電計画関係者20人が参加。S.K.サマダー国際原子力機関(IAEA)国際耐震安全センター長や鳥羽晃夫JICCセンター長などが講師を務めた。昨年度は科学的観点から、地震や津波、火山噴火などの巨大自然災害など原子力施設への対応が中心であったため、今年度は工学的観点から具体的な対策について議論した。東京で3日間講義を行ったほか、柏崎刈羽原子力発電所の見学も実施した。

26日は、福島第一発電所の現在の状況や事故の影響などについて図表を交えながら説明し、汚染水への対応や石油輸入による経済的な打撃についても言及した。


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