汚染水にも対応する遮蔽服 山本化学工業

複合特殊合成ゴム、アスリートウェア、医療機器などを製造する山本化学工業はこのほど、福島第一原子力発電所の汚染水対策作業に対応する放射線遮へい服を発表した。ガンマ線とベータ線から身体を保護するため、2つの異なる放射線遮へい素材で構成。

ガンマ線から下腹部と背骨部分を保護するため、この部位にガンマ線遮へい素材「E400」を採用したインナーウェアと、特殊カーボンを使用したベータ線遮へい素材「β38」を採用したアウターウェアを装備し、ウェアとしては水密性に富み軽量で伸縮性のある作業しやすいものとなっている。特に、汚染水が付着する可能性のある手首、足首は二重構造を施し、手袋や防水足袋との継ぎ目から汚染水の侵入を完璧に止めるようにしている。重量は、ガンマ線遮へいウェアが3.4kg、ベータ線遮へいウェアが3kgだ。


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