紅沿河2が送電網に初併入 中国

中国広核集団有限公司(CGN)は11月25日、遼寧省の紅沿河原子力発電所サイトで2号機を初めて国内送電網に接続したと発表した。今年6月に1号機が営業運転を開始したのに続くもので、中国で稼働する商業用発電炉としては18基目となる予定だ。

同炉は仏国のPWR技術を元に中国が開発した100万kW級の「CPR」で、同設計の初号機は2010年9月に嶺澳U期1号機として営業運転を開始した。紅沿河原発の開発は、CGNと中国電力投資集団公司(CPI)が45%ずつ、および大連建設投資集団有限公司が10%出資する合弁事業体が07年から始めており、15年までに合計4基を建設する計画。すべて運開すれば、遼寧省第二の都市である大連市で電力需要の4分の1が賄える計算だ。

08年4月に着工した2号機の初併入は23日の午前9時43分に行われ、順調に試運転を継続中。「安全第一、品質第一」を原則に建設作業を進めていた発電所スタッフは、これにより同炉は正式に起動段階に入ったと明言している。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで