福島作付試験米 環境省 職員食堂で提供

環境省では、福島県の川俣町と飯舘村の水田で今年、除染後に行った作付け試験によって収穫された米を、9日から17日まで、同省が入る中央合同庁舎第5号館の職員食堂で提供している。

この試験米は、農林水産省が「農地除染対策実証事業」の一環として、川俣町の避難指示解除準備区域および飯舘村の居住制限区域のそれぞれ2か所、計1.25haの水田の除染を行い、その効果を実証するために作付け・収穫されたもので、法令に定める基準値をクリアしている。農地は、表土の削り取りや塩化カリウムの施用により、セシウム吸収の抑制を図った。

収穫された米は、福島県が行う米の検査方法と同様、最新のベルトコンベア式放射性セシウム濃度検査機器を使用した全量全袋検査を実施した結果、検出限界未満(25ベクレル/kg以下)で、食品衛生法の定める基準値の100ベクレル/kg以下を確認している。


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