島根発電所 基準地震動追加 中国電力

中国電力は10日、島根原子力発電所の耐震安全性評価に係る基準地震動に関して、新たな知見を踏まえ、これまでのSs―1〜3に、Ss―4(585ガル)を追加設定した上で、新規制基準への対応に反映させることを発表した。

島根発電所の基準地震動は、敷地周辺の活断層などを考慮し、Ss―1(600ガル)、Ss―2(586ガル)、Ss―3(489ガル)が設定されていた。このほど、震源と活断層を関連付けることが困難な過去の内陸地殻内地震の観測記録を考慮する「震源を特定せず策定する地震動」の新知見として、04年の北海道留萌支庁南部地震における観測地震動を解析した応答スペクトルで、現状の基準地震動より一部上回ることから、これをSs―4として追加設定することとした。

Ss―4による地震動では、耐震安全性に問題のないことが確認されている。


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