蛍光イメージングのソフト開発 島津と住商ファーマ

島津製作所と住商ファーマインターナショナルは12月19日、島津製作所が開発中の1000nm以上の波長を用いた可搬型の小動物用近赤外蛍光イメージングシステムの新規アプリケーション開発を目的とした共同開発契約を締結した。(写真は島津製作所の開発した蛍光イメージングシステム)

このシステムは、島津製作所と東京理科大学が2012年4月1日から13年3月末までの共同研究で開発したシステム。小動物用in vivo(生体内)蛍光イメージング装置のプロトタイプとなる。

従来の近赤外蛍光イメージングで用いられている700〜900nmの波長帯よりも更に長い1000nm以上の近赤外域を使用可能で、生体組織による光散乱および光吸収の影響を軽減し、従来にない高解像度で高精細なイメージングを実現している。

さまざまな研究ニーズに対応するために今回の共同開発契約によってアプリケーション開発を行うもの。

島津製作所はこの共同開発成果をもとにプロトタイプの製品化を行い、2014年の市場投入を目指す。


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