最終段階で「審査書案」作成 規制委、審査の進め方

原子力規制委員会は19日、現在進めている原子力発電所の規制基準への適合審査の進め方を議論し、審査の最終段階となる「審査書案」を作成する方針を決めた。審査書案がまとまった後、4週間程度、国民から科学的・技術的な意見を募集する。立地自治体などの要請によっては公聴会の開催も検討する。審査書案は、いわば審査合格書の原案となる重要文書となるため、原子力規制庁の担当者をチーム編成し総力を挙げて行うとしており、質の高い審査書案の作成をめざす方針。

審査プロセスの全体工程に見通しがつかないことに被規制側や関係団体、地元自治体からさまざまな指摘がなされており、茂木経産相からも審査の見通しを示すことは有益とする発言がなされていた。


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