新事業所で測定数増に対応 千代田テクノル 大洗大貫台GASシステム

千代田テクノルはこのほど、今後のさらなる放射線測定数の増加に向け、大洗大貫台事業所を設立した。

同社は、1954年に国内初のフィルムバッジによる個人被ばく測定サービスを開始して以来、60年にわたって放射線測定サービスを実施している。2000年から測定精度がより高く安定性などに優れたガラスバッジに切り替え、さらなる技術改良を重ねて2013年に開発した最新の国内外標準・規格への適合を図った第2世代ガラスバッジにより世界最高性能の計測を行っている。

今回完成した大洗大貫台の新測定センターでは、世界唯一の自動測定システム(GAS)により、ガラスバッジの受付から測定、再利用できるよう組み立てて出荷するまでの流れが迅速かつ正確に処理されており、毎月35万個を出荷している。

同社では、ガラスバッジによる線量測定サービスのほかにも、放射線測定器の研究開発、放射線標準の維持・供給、工業用や医療用の線源製造、病院等アイソトープ施設などの作業環境放射線測定などを手掛けている。

細田敏和・同社代表取締役会長(=写真)は、「これからも原子力の安全推進のため、放射線利用の安全推進のために引き続きしっかりと仕事をしたい」と力をこめた。


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