燃料費急増で値上げ検討 北海道電力

北海道電力は17日、泊発電所停止による火力燃料費の急増に伴い、必要な資金調達の困難などから、今後の電力安定供給への支障を懸念し、電気料金の値上げを検討する考えを示した。

同社によると、14年度は、前年9月からの料金値上げに伴う増収効果や、緊急的な支出削減策などにより、200億円を超えるコスト削減を計画しているものの、大幅な燃料費の増加は吸収できないとしており、今後、設備の保守・保全に必要な資金調達も困難となり、電力供給にも支障をきたす可能性があることから、値上げを具体的に検討することとした。

泊発電所については現在、原子力規制委員会による新基準の適合性審査が進められているところ、再稼働への見通しは立っていない。


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