スイートマシェリ初出荷 清水建設と福島県企業 サンゴ砂れき農法適用

清水建設が、明治大学特許の「サンゴ砂れき農法」を適用し、福島県内の企業とプロジェクトを組んで開発した高濃度ミニトマト「スイートマシェリ(=写真)」が、2月26日に初出荷を迎えた。

被災した福島県新地町のトマト農園で実証事業が行われた「スイートマシェリ」の栽培は、震災以前から植物工場の建設計画支援や山村地域振興に取り組んできた同社が、被災地復興への貢献が見込まれる先端的農耕技術の調査で、高糖度トマトの多量収穫が可能な「サンゴ砂れき農法」に着目し、付加価値の高い農法として、現地の農業法人に提案し進められた。

今回、同農法を適用したトマトは5品種で、高糖度の目安となる糖度9度以上を平均的に確保している。当面はテスト販売となるが、近く、高糖度品を「スイートマシェリ」のブランドで、東北・北関東に店舗展開するチェーンスーパーのヨークベニマルで販売を開始する。


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