福島の発がんリスク低いと発表 京都大学

京都大学の研究グループはこのほど、福島県の避難区域周辺住民に対する外部被ばくと内部被ばくに関する調査結果を発表し、今後、長期にわたる放射性セシウムの減衰により、年間の平均被ばく線量は、平常時の自然放射線や医療被ばく以外の限度となる1mSvを超えないとする予測とともに、発がんリスクは低いとの考えを示した。

同研究グループは、12年8〜9月、川内村、相馬市、南相馬市の各自治体で、福島第一原子力発電所から20〜50kmに位置し避難区域に隣接する地区の住民に対し、個人線量計を着用させ、陰膳調査を行い、土壌中の放射性セシウムからの外部被ばくと、食事と大気粉じん中の放射性セシウムからの内部被ばくについて評価を行ったところ、外部被ばくは1.03〜2.75mSv/年、内部被ばくは、食事からが0.0058〜0.019mSv/年、大気粉じん中からが0.001mSv/年以下となり、個人被ばくの99.5%以上は外部被ばくの影響によるものと判明した。また、最も被ばく量の高い地域でも、2.51mSv/年で、日本人の自然放射線による年間被ばく線量2mSvと近い水準だった。


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