廃炉カンパニーの陣容固める 東電、三菱重等から人材

東京電力は25日、福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策に専門特化して取り組む組織として、4月1日に設置する「福島第一廃炉推進カンパニー」には、プレジデント兼廃炉・汚染水対策最高責任者のもと、「運営総括部」(福島)、「プロジェクト計画部」(東京)、「福島第一原子力発電所」の3組織を設置するなど、新カンパニーの概要を発表した。カンパニープレジデントに、増田尚宏・原子力安全監視室副室長が就くほか、6名のバイスプレジデントには、日立GEニュークリア・エナジー、東芝、三菱重工業の原子力部門統括責任者クラスも登用する。

なお、新カンパニー設置に伴い、「事故収束への道筋」の確実な実現に向け、11年5月に設置された「福島第一安定化センター」は、「運営総括部」と「福島第一原子力発電所」に分割統合、「福島第一信頼度向上緊急対策本部」と「汚染水・タンク対策本部」は、発展的解消とし、今回のプロジェクト強化体制に継承される。


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