温暖化で考えを転換 「パンドラの約束」 4月より公開

原産協会は24日、都内で、気候変動とエネルギー問題について考えさせるドキュメンタリー「パンドラの約束」の上映会を開催した。協会会員対象に行われたもので、同日2回の上映に計800人が集まった。

「パンドラの約束」は、13年夏に全米31都市で公開され、話題を呼んだ作品で、原子力に反対していたある環境保護派が、深刻化する地球温暖化問題の現実から賛成論に転換する模様を、福島、チェルノブイリや、反対派による活動の映像なども織り込みながら描いたドキュメンタリー。世界各地での放射線量測定データ紹介も面白い。

上映終了後、原子力委員長代理の鈴木達治郎氏(=写真)が登壇し、事故に伴い生じた人々の不安、憤りを解消するため、「われわれが変わったということを示すこと」を、原子力関係者の課題として掲げた上で、今回の映画が訴えたメッセージをとらえ、「色々な人と話し合って欲しい」などと、来場者らに呼びかけた。

「パンドラの約束」は、4月19日より全国各地で公開される。詳しくは、特設ホームページ(http://www.pandoraspromise.jp/)を参照。


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