「国際安全保障の極めて重要な要」 核不拡散で声明

日本原子力学会は3月28日、世界の原子力学会で構成される「国際原子力学会協議会」による核不拡散に関する声明文を日本語訳とともに報道発表し、同協議会のメンバーとしての活動姿勢をアピールした。

声明は、加盟学会との意見交換を経て、12年6月に合意、14年2月に一部改訂されたもので、「原子力技術の応用は、いかなる形でも核兵器の拡散につながらないように実施されるべき」、「強固な核不拡散制度の継続支持こそが国際的な安全保障実現の極めて重要な要の1つ」との認識に基づき、核不拡散制度が実効的であるために、(1)核燃料サイクルにおける核分裂性物質の転用(2)核分裂性物質の盗取(3)核分裂性物質の製造施設を秘密裏に運転すること――が防止されなければならないとしている。


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