福島第一の安定や汚染水等課題に 安全条約レビューで

原子力安全条約の検討会合が3月24日〜4月4日、IAEA本部(ウィーン)で開かれ、締約76か国から提出された国別報告をレビューし、安全に関する課題について意見交換を行うなどした。

その中で、日本の取組に対しては、規制委員会の独立性、防災に係る改善、強化された規制基準などが称賛事例として評価された一方、今後の課題として、福島第一原子力発電所の安定、汚染水処理、再稼働に向けたバックフィット措置、事業者の安全文化向上などが抽出された。さらに、推奨事項として、IAEAのOSART(運転安全調査団)、EPREV(緊急時対応評価)のミッション受入れなどがあげられた。


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