セシウム吸着する機能紙 凸版印刷 脱水減容化の機能実証

凸版印刷は3月31日、同社が開発した放射性セシウムを吸着するゼオライト機能紙「FS―ZEO」(=写真)を用いた土のうで、放射性物質を封じ込め透過水の安全性を確保した上で脱水減容化する機能を実証したと発表した。「FS―ZEO」は加工性が高く、これまでも、福島県川内村で土砂や水に含まれた放射性セシウムの拡散を防止する実証試験が行われている。

凸版印刷では13年11月、岩手県内で、「FS―ZEO」を用いた土のうにより、道路側溝汚泥を対象に、除染作業における効果的な廃棄物管理方法を評価・検証する実証試験を実施した。これは、道路側溝から汚泥を採取し、放射性物質の濃度を測定後、土のう内に封入、その後、土のうから脱水された水分を集め、その成分を測定するもので、測定結果によると、土のうを透過した水に含まれる放射性セシウムは、測定下限値(1ベクレル/kg)以下となっていることが確認された。また、汚泥が脱水することで、最大45%体積が減ることも確認し、「FS―ZEO」の脱水減容化の機能が実証された。

今後、同社では、除染土のうなどでの採用を目指し、販売を強化するとともに、応用製品の拡充を推進する予定だ。


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