川内1、2号機の補正提出 九州電力、新規制基準審査で 最終の「審査書案」作成へ

九州電力は4月30日、川内原子力発電所1、2号機の新規制基準に係る適合性審査に伴い設置変更許可申請の補正書を原子力規制委員会に提出した。これまでの同委審査会合での指摘事項を反映し、震源を特定せずに策定する地震動、基準津波、その他自然現象への対応や、重大事故対策について、追加、見直しを図っている。

同機は、13年7月の新規制基準の施行直後、適合性審査の申請がなされており、規制委員会が2月に了解した今後の審査の進め方に基づき、3月13日の同委会合で、「大きな審査項目をクリアできた」として、優先的に審査を進めるものとされた。その後、九州電力は4月10日の審査会合で月末にも今回の補正書提出の方針を示していた。

川内1、2号機は、審査中の他プラントに先駆け「審査書案」作成のステージに入り、規制委もこれに対応し態勢を整える構え。


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